スタッフのひとりごと
「セネガルVol.2 Samiとダカールとアリマ。」
セネガルの首都、ダカール。
ここでは、服の仕立て屋で働く“イブ” の家に泊めてもらった。
どこの大都市でも同じように、ここの家賃も安くない。
イブもアパートをほかの4人の友達とシェアしている。
水道の水は出たり、出なかったり。 だからそこら中に水の入ったタンクがストックしてある。
お湯はいつも出ない。 シャワーはバケツに沸かしたお湯と水を混ぜて、それで浴びる。
外は砂埃がすごいから、朝、床を掃いたら大量の砂が集まる。
でも、みんなハッピー。
イブは市場の中にある仕立て屋さん街で働いている。
Samiも毎日そこへ通って、
周りの店のみんなとも仲良くなって、 「ALIMA」(アリマ)
ってゆうニックネームをもらう。
みんなそこら中から
「アリマー!」
ってよんでくれる。
みんな忙しいのに、常にどこからか笑い声が聞こえてくる。
セネガルの女たちはいつもオシャレに着飾っている。
着ている服はみんなオーダーメイド。 それが普通なセネガル。
頭には同じ布をグルッと巻いて。
そして、そのバティックの色使いとデザインが、すっごいかわいい!
だから仕立て屋さんは、毎日大忙し。
そして、すごいスピードで服を仕立てていく。
型紙なんか使わない。
布に直接印をつけたら、線を引くこともなく目分量ではさみを入れていく。
ほんと、すごいスピード。
毎日、毎日飽きることなく仕立て屋街に通っては、そのエンターテイメントを楽しんでいた。
「アリマにも一着仕立ててあげよ。うーん、ミニスカートがいいなー。」
って、また冗談を言いよるなって思いながら いろんな店先に座っては話をしながら出来上がっていく服を見ていた。
「できたー!! これ、アリマに!!」
って布の塊が飛んできた。
わー。 冗談じゃなかった!
作ってあげるって言ってから20分もたってないのに、
一枚のワンピースが出来上がっていた。
嬉しい!嬉しすぎる!
すぐに着てみる。
ぴったりすぎるぐらいピッタリ。
サイズも測ってないのに!
ほんとにすごい。
そして、予言通りのミニ。
大切に着る! おばあちゃんになっても大切にするから!
あー。
またひとつ。 宝物が増えたな。
ありがとう。
みんな、アリマは毎日楽しかったよ。
ありがとう。