スタッフのひとりごと
働く人。SAMI from Sri Lanka.
ここは、スリランカ。
電車はドンドンジャングルの中を進んで行く。
Samiはどうしても、
ばぁーって干してある洗濯物に弱い。
なんか、生活の臭いがすごいして、めっちゃ好き。
そんな、ジャングルの中の家を横目にぼーっとする、そんな移動時間も好き。
12時間だろうが、24時間だろうが。
オンボロ電車だろうが、バスだろうが、ヒッチハイクだろうが。
全然、苦じゃない。毎回、ワクワク。
旅する体に産まれてきたみたい。
スリランカと言えば、
セイロンティー。
この辺りの丘、一面。
茶畑。
お茶を摘む、お母さん。
超高速で、新緑の部分だけを摘んでいく。
Samiは少しの間、見とれてしまった。
働く女を見せられた。
働く女に魅せられた。
次の日。
近くの山を登る。
標高2000m以上。
山道は全部、頂上まで階段。
これが、普通の山道よりきつい。
山の頂上にはお寺があって、ブッダの足跡が見られるという。
今は、オフシーズン。お寺には鍵がかかっとった。
そんなお寺へ続く階段を登る、登る。
さっきから同じTシャツを着た男たちと、めっちゃすれ違うなと思いよった。
「ハロー、ハロー。みんな同じTシャツ着て何しよんの?」
もう、やっぱり、いつも通り、我慢できず。
話しかける。
そう、この男たち、
車の通られへん階段道を、セメントを詰めた袋を担いでドンドン登っていく。
だた登るのもきついのに。
そして、ビーサン。
働く男。
必死に登るSamiに
必死に登りながらも笑顔を見せる、
働く男。
そうそう、この山の上のお寺に行く途中、
日本のお寺があって、日本人の和尚さんが迎え入れてくれた。
和尚さん、口数は少ないし、ニコニコしとる人やないんやけど、なんかいい感じ。
昔の男の人って感じの、表情には出さない優しさや強さが、ふっとした瞬間に感じられる人。
ここには30年ぐらい住まれとるみたい。
和尚さんのお勤め中。
お寺の台所でティーを入れてもらう。
台所!
って感じの台所。
このおじさんはお寺の台所の主。
とっても、いい人。
この村で、
出会った、
働く人たち。
こうやって、
一生懸命働く人は。
内側からキラキラ、素敵で強い。
スリランカ産のセイロンティーも、もっと美味しく感じる。
濃いめに入れたミルクティー、
いかがですか???
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